「アオウミガメの繁殖期」
4月に入りデイゴの花が咲き始め、小笠原は春を感じる季節になりました。
この時期の海ではアオウミガメの繁殖期になります。
水面に何か大きなものが浮いていると思うと、2頭の海亀が重なって浮いています。
たまに顔を上げて、呼吸したり、あたりを見ています。


アオウミガメの交尾は上がオス、下がメスです。
オスはメスの甲羅をしっかりと捕まえます。
その為、前肢の爪が大きく歪曲して「かぎづめ」になる特徴があります。
これは、交尾の際にメスの背甲に引っ掛けるために役立ちます。

今回出会ったオスガメは必死にメスから離れまいとする為、下のメスの甲羅をくわえてる行動も見ることができました。

オスは必死ですね。
繁殖期に頑張ったオスたちはこれから産卵期に入ると、ゆっくりと餌場へ移動していき、小笠原近海では見る事ができなくなります。
そして5.6月ごろになると残ったメスは夜、小笠原の海岸に上陸し産卵します。
6.7月は産卵ツアーも行なっていますので、ぜひ命が誕生するシーンをご覧ください。
さて、4月に入り海ボートツアーでは、ザトウクジラも出会う事が少なくなっていきます。
これからの時期はウミガメやイルカなど、小笠原の代表する生き物たちをお楽しみください。
僕も海の生き物たちが教えてくれる季節の変化を感じたいと思います。
皆様、新しい年度になりますね。
この時期は気温の変化もあり、大変かと思いますが、健康に気をつけて春を楽しんでください。