赤いライトの先には
6月にもなるとアオウミガメの産卵時期がピークに近づいて来ます。
夜になるとどこかの海岸では海亀が産卵しているかもしれません。
想像すると居ても立っても居られないので僕も体力があれば観察しに行きます。
さてそんなアオウミガメの産卵ですが上陸から帰海まで数時間以上かかる大仕事を母ガメは行います。
出会ってもそんな大仕事の邪魔にならないように観察したいですよね。
僕もできるだけ静かに、そしてウミガメが嫌う普通の白いライトは使わず赤いライトだけで観察していきます。
(赤くするのは光量を落としている為です)
ツアーでも最初は見えづらいですが、暗闇に僕たちの目も慣れていきます。
そうすると大きな海亀の歩く音や穴を掘る音も聞こえていきます。
日中、母ガメは神経質に上陸ポイントを決めて、夜に陸に上がってきます。
産卵するまでも重たい身体を動かしながら、穴を掘るところを決めて時間をかけて掘っていきます。
この写真のように卵まで見れたらラッキーです。
さて、これからの時期は産卵と行ってもどんな行動を見せてくれるか楽しみにですね。
命を産み落とす為に、リスクを背負って産卵に向かう姿をぜひ小笠原で体験してみてください。