「小笠原諸島唯一の固有哺乳類を探しに」
島の中を歩いていると、足元に沢山の実が落ちている事があります。
小笠原固有の植物、タコの木の実です。
熟れると色付き最後はポトリと落ちます。
甘く人間も食べたりするのですが、その前にこの島の哺乳類、オガサワラオオコウモリやネズミ(外来種)が食べに来ます。
昨日も沢山の実が落ち、その周りにはペレットと言われる食べカスが散乱しています。
夜に来るかなとカメラを持ち探しに行くと、木の中でゴゾゴゾ音がします。

そして、刺激が少ないように赤いライトをつけて探すと、木にぶら下がりこちらを向いた可愛いオガサワラオオコウモリがいました。
心の中で「めっちゃ可愛いー!」と叫びつつ静かに観察。
今回は固有種のタコの木の親戚、ビヨウタコノキの実の中をガシガシ歯で削いで食べていました。

あまりこちらの事を気にせず、食べていましたが、そのうちカメラの準備をしているとこっちを向いてじっとしてくれました。
警戒しているのか、撮って欲しかったのか、分かりませんが、今日は撮った写真をアップ致します。
「飛ぶ狐」なんて海外では言われたりしますが、ここのコウモリは狸に似ていると思います。
「飛ぶ狸」・・・なんだか可愛いですよね。
さて、ナイト&スターツアーの主役、オガサワラオオコウモリ、是非小笠原に来たなら観て下さいね。
きっとコウモリの印象が変わりますよ。