10月後半に入り少し気温、水温が変わってきたこの頃。
夏シーズンの海ツアーから少しずつ山ツアーのお問合せも増えて来ます。
夏は輝く太陽の光を浴びた植物たちがキラキラと森の中を輝かせますがここ数日は雨模様です。
雫に照らされた苔やシダが美しくなってきます。


少し肌寒い森の中で下から感じる息吹に感動します。

そして鳥が僕の頭上で鳴いています。
オガサワラハシナガウグイスは僕に付いて飛んで来てくれました。
僕が森に入った事もこの森は感じているのでしょう。
海に隔てられたこの島は奇跡的に入ってきた生き物達で昔からゆっくりと作られていきました。
その悠久の時を越えて今、僕達がこの森に入っています。
森はどんな風に僕達を見ているんでしょうか。
自然を壊し、取り返しがつかないくらいまでくると守ろうとする。
まだまだ自然を利用し、恵みを受け取ろうとするでしょう。
そんな人間の行い全てを見ていることでしょう。
地球上の全ての生き物は命がある限り、親からもらったこの命を燃やします。
人間は頭で色々考えてしますけど、産まれて死ぬまで全ての生き物は同じ事をします。
命を紡ぐ。
森の中に入り、人間も自然(地球)の一部だと感じる事ができるこの頃。
この自然に感謝です。
少し真面目になってしまいましたが、秋らしくなってきた小笠原。
この季節も楽しみたいと思います。
