「可愛い花からイボイボの実が…」
東平アカガシラカラスバトのサンクチュアリでは11月末の現在、ムニンノボタンの実が沢山ついています。
花の時期は7月8月ですので、今は可愛い花を見る事は出来ませんが、このイボイボがついている子供の頃見たアニメで出てきそうな実を見る事が出来ます。


絶滅危惧種、ムニンノボタンは過去、人間が持ち込んだヤギによって食べられてしまい、数を減らしました。
一時期、自生株は1株しかない状態でしたが、現在では島の字東海岸で群生が発見されたり、このアカガシラカラスバトのサンクチュアリなどで保護増殖をしつつ増やしています。
また、ムニンノボタンは小笠原、父島の固有種です。
母島には淡い赤紫色の花を咲かせる「ハハジマノボタン」、北硫黄島の標高4~700mに自生する紫色の「イオウノボタン」があります。
こんなふうに一括りに小笠原と言っても、1つの島の中だけで進化した固有種が存在したりします。
とても面白いですよね。
来月になるとこの実が裂け、赤黒い種が出て来ます。
鳥も好きだと思うのですが、その前にネズミが食べてしまい中々新しい芽が出ないと言う問題も抱えています。
また森山歩きツアーではお見せ出来る事もあると思いますので、お楽しみに!