「クジラの数もピークになってきました」
先日は海況もよく船を出してプライベートでザトウクジラに会いに行ってきました。

クジラを探す時はやはりブロー。
呼吸をしに水面に上がってくるクジラは大きな飛沫を上げて空気を吐き出します。
そのブローを見つけることがまずは大事なのですが、今日はあちこちにブローが上がっています。
そうなると贅沢な悩みが出てきます。
複数頭でいるのか、呼吸間隔が短い個体なのか、アクションが良さそうなクジラなのかなど、ウォッチングに最適なクジラを選びながらそこに向かいます。
小笠原のホエールウォッチングは自主ルールがあります。
これはクジラの楽園を守りつつ、僕たち人間もこの大きなクジラに会いに行けるルールです。
- クジラから300m以内を減速水域とする
- クジラから100m以内を侵入禁止水域とする
- クジラの進路や行動を妨げないようにする
そのルールの中でウォッチングするのですが、時には船の下から出てくる個体もいます。
また大きなブリーチを何度も繰り返す個体など、僕たちを楽しませてくれます。


では今回はと言いますと、カメラを構えている後ろから大きな個体がブリーチしました。
悔しかったですね。
でもまだ頭の中には大きな巨体が身体をくねらせ、水飛沫をあげながら跳ぶ姿がゆっくりと今でも出てきます。
さて、たっぷりクジラと出会った日になりました。
また会いに行くよ、と約束しクジラ達から離れる事にしました。
今年は天気が悪い日が多く海況も中々よくなりません。
そんな中ですが、また海ツアー以外でも会いに行こうと思います。
さて、これから来られる方々はぜひ、大きなクジラに会いに来て下さい。
きっと記憶の中に大きなクジラが何度も出てきますよ。