大きなカメが大変な事に!
この頃の小笠原は天気も良くなり、梅雨明けかなーと島の人たちと話しています。
さて、今日は先日南島で大きなウミガメが日中産卵しに上陸したのですが、気温が上がり海に帰れなくなったウミガメを救出してきました。
その様子の写真をアップしますね。
(写真は海洋センターの方々から頂きました)
僕は南島の外来種駆除で上陸していたのですが、島を歩き始めると大きなウミガメがノソノソ動いています。
そして動いた跡を見ると産卵した形跡がない。
もしかして、これから産卵するのかなーとドキドキしながら僕は自分の仕事へ。

1時間ぐらいたった跡、小笠原海洋センターの方々が産卵調査を目的に上陸したので、ウミガメの事を報告し、これであのウミガメも大丈夫だなと思っていました。
お昼頃、その場に行くとなんとサイズが大き過ぎて海洋センターのスタッフの人たちも海に帰すのに苦労しています。
そして既に気温が上がってきています。
スタッフの方々も汗ダラダラで砂山を超えて海水をくんで亀にかけていました。

日陰を作って亀を休めたりしている動きは一生懸命です!
そして僕もここで参戦!

そして、ロープを持ってきてもらい引っ張る事に。
しかし重い!!
他の人達も応援してもらい、全員で引っ張る事に!

なんとか砂山を超えて無事に海へ帰す事が出来ました。
後で聞いたのですが、ウミガメは体温が暑くなってしまうと弱いみたいです。
そして暴れるウミガメの力の強さや海洋センターの人たちの一生懸命さに感動した日となりました。
また、この時期は沢山の観光客が来る島ですが、今年はほとんど人が来なかったのでこのウミガメも油断して上がって来たのかもしれませんね。
小笠原の自然も少し昔の時代に戻っているのかもしれません。
動画をインスタにアップしてありますので、良ければご覧下さい。
そして、海洋センターのホームページもつけておきます。
小笠原に来た時は是非お立ち寄り下さい。